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よくあるご質問
一般婦人科について
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生理痛がひどいのですが、将来の妊娠に影響しますか?
ひどい生理痛(月経困難症)の陰には、子宮内膜症などが隠れている場合があります。
これらは不妊の原因になることもあるため、早めに検査を受け、必要であれば治療やコントロールを行うことが将来の妊娠準備につながります。 -
生理不順だと妊娠しにくいのでしょうか?
生理不順は排卵がうまく行われていないサインの可能性があります。
排卵がないと受精ができないため、まずはホルモン検査などで原因を調べ、排卵を整えることから始めます。 -
以前、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と言われました。治療が必要ですか?
PCOSは排卵が起こりにくくなる体質の一つです。すぐに妊娠を希望される場合は排卵誘発を行うなどの対策がありますが、そうでなくても放置すると子宮内膜に影響することもあるため、定期的な管理が望ましいです。
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婦人科検診(子宮頸がん検診など)の結果が異常なしなら、不妊の心配はないですか?
がん検診は「病気の有無」を調べるもので、「妊娠できるかどうか」を調べるものではありません。
がん検診が正常でも、卵管の詰まりや卵子の在庫数などは分からないため、別途不妊検査をお勧めします。 -
生理中でも受診して大丈夫ですか?
生理中でも問題ございません。
月経周期の初期にしかできないホルモン検査(採血)もあるため、目的に合わせて受診日をご案内します。
ブライダルチェックについて
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ブライダルチェックと、普通の不妊検査は何が違うのですか?
ブライダルチェックは、主に「今すぐ妊娠を妨げる病気がないか」や「風疹などの抗体があるか」を確認するスクリーニングです。不妊検査は、より踏み込んで「妊娠しない原因」を特定するための詳細な検査を行います。
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独身ですが、ブライダルチェックを受けてもいいですか?
もちろん、問題ございません。将来のためにご自身の体の状態(卵巣予備能や感染症の有無)を知っておくことは非常に大切なことです。
最近では「プレコンセプションケア(妊娠前ケア)」として受診される独身の方も増えています。 -
パートナーと一緒に受けるメリットは何ですか?
妊娠は二人で行うものです。男女それぞれの健康状態を同時に把握することで、万が一問題が見つかった場合も、足並みを揃えて早期に対策を立てることができます。
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ブライダルチェックで異常が見つかったら、そのまま治療に進めますか?
はい、可能です。見つかった内容(感染症やホルモン値の異常など)に応じて、スムーズに適切な治療や詳細な精密検査へ移行できるようサポートいたします。
不妊検査について
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どのような検査から始まるのですか?
基本検査として、超音波検査(子宮・卵巣のチェック)、血液検査(ホルモン値・感染症)、精液検査から始まります。
その後、必要に応じて卵管の通りを確認する卵管造影検査などを行います。 -
卵管造影検査は必ず受けなければなりませんか?
卵管は卵子と精子が出会う大切な場所です。ここが詰まっていると自然妊娠は難しいため、基本的には受けていただくことをお勧めしています。ただし、既往歴やご希望により時期を相談することは可能です。
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AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査で何が分かりますか?
卵巣の中に残っている卵子の数の目安(卵巣予備能)が分かります。これは「卵子の質」や「妊娠しやすさ」とは別ですが、今後の治療スケジュールを立てる上での非常に重要な指標になります。
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男性側の検査(精液検査)はどのように行うのですか?
専用の容器に精子を採取していただき、提出いただきます。院内の採精室を利用される方もいれば、ご自宅で採取して1時間以内に持参される方もいらっしゃいます。
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検査をしても「原因不明」と言われることがあると聞きましたが、本当ですか?
一般的な不妊検査でははっきりとした異常が見つからない「原因不明不妊」は全体の約1/3程度を占めます。
その場合は、検査結果を総合的に判断し、タイミング法や人工授精などの治療を並行しながら様子を見ていくことになります。
タイミング法
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タイミングを合わせる日は、排卵日当日だけでいいですか?
排卵日の1~2日前が最も妊娠率が高いとされています。当院では超音波検査で卵胞の大きさを測定し、最適な「数日間」を具体的にアドバイスいたします。
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タイミング法を長く続けるデメリットはありますか?
医学的なデメリットはありませんが、特に女性の年齢が高い場合、時間をかけすぎることで卵巣予備能が低下するリスクがあります。
目安として半年(5~6周期)でのステップアップを推奨しています。 -
性交渉の後に安静にしていた方がいいですか?
30分程度横になっている方もいらっしゃいますが、医学的には直後に動いても妊娠率に影響はないとされています。
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おりものの量で排卵日は分かりますか?
排卵が近づくと粘り気のあるおりものが増えますが、個人差が大きいため、おりものだけで特定するのは不十分です。
人工授精(AIH)
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処置のあと、精液が漏れてくる気がするのですが大丈夫ですか?
注入した精子はすぐに奥へ進みます。漏れてくるのは子宮頸管粘液や調整液の一部ですので、効果がなくなることはありません。
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人工授精は何回くらいで妊娠する人が多いですか?
妊娠する方の約9割が4〜6回目までに成功しているケースが多いです。そのため、5〜6回を目安に次のステップを検討するのが一般的です。
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処置後、出血することはありますか?
カテーテルが触れることでごく少量の出血(茶色いおりもの程度)が見られることがありますが、通常は1~2日で収まりますので心配ありません。
体外受精(IVF)
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体外受精をすれば、1回で確実に妊娠できますか?
非常に高い成功率を誇りますが、100%ではありません。年齢にもよりますが、1回あたりの出産率は30〜50%程度(30代後半の場合)が目安となります。
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自己注射は自分でも簡単にできますか?
はい。ペン型の使いやすい注射器が主流で、事前の指導を行えばほとんどの方がご自身で問題なく行えています。通院回数を減らせるメリットがあります。
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採卵の前日はどのような過ごし方をすればいいですか?
指定された時間に「排卵を促す点鼻薬や注射」を忘れないことが最も重要です。食事制限などの詳細は事前にお渡しする案内書をご確認ください。
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仕事との両立は可能ですか?
採卵周期は10日前後で3〜4回の通院が必要ですが、午前中のみの受診などで調整されている方が大勢いらっしゃいます。スケジュール調整が必要な日は事前にお伝えします。
顕微授精(ICSI)
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体外受精(ふりかけ法)と顕微授精、どちらが良いですか?
精子の数や運動率が低い場合、または過去に体外受精で受精率が悪かった場合は、顕微授精の方が受精率が安定するため推奨されます。
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顕微授精で使う精子はどのように選ぶのですか?
経験豊富な培養士が顕微鏡下で、形が整っており、元気に動いている「最も状態の良い精子」を一つひとつ選別します。
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卵子が弱くて、顕微授精の衝撃で壊れることはありませんか?
非常に細い針を使用しますが、卵子の状態によっては数%の確率で変性(破損)してしまうことがあります。
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顕微授精でも双子になる確率は高いですか?
双子(多胎)になるかどうかは「戻す胚の数」に依存します。現在は学会の指針により原則1個の移植となっているため、双子の確率は低くなっています。
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顕微授精をしても受精しないことはありますか?
受精率は一般的に70〜80%と高いですが、卵子の成熟度や精子の活性化の状態により、受精に至らないケースもゼロではありません。
卵子凍結
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何歳くらいまでに卵子凍結をするのが理想ですか?
卵子の質は年齢とともに変化するため、35歳位までに行うのが理想的とされています。40歳を過ぎると凍結後の妊娠率が低下する傾向にあります。
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卵子凍結にかかる費用は保険適用になりますか?
加齢による将来への備えとしての卵子凍結(社会的卵子凍結)は自費診療となります。がん治療前などの医学的理由の場合は、公的助成の対象となることがあります。
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卵子を何個くらい凍結しておけば安心ですか?
年齢によりますが、1回の出産を目指すには10〜15個程度の凍結が推奨されます。1回の採卵で目標数に達しない場合は、複数回の採卵を行うこともあります。
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保存している間に、卵子が劣化することはありませんか?
液体窒素(-196℃)の中で保存するため、保存期間によって卵子の質が落ちることは理論上ありません。
精子凍結
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どのような場合に精子凍結を利用しますか?
人工授精や採卵の当日に、出張などで来院できない場合や、射精障害・精子数の変動が激しい場合の予備として利用されます。
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凍結した精子を使うと、新鮮な精子より妊娠率は下がりますか?
凍結・融解のプロセスで多少の運動率は低下しますが、顕微授精などの技術を併用することで、新鮮な精子と遜色ない妊娠率が得られます。
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精子凍結に痛みはありますか?
採精自体はマスターベーションによるものですので、痛みはありません。